[環境政策 最新の失敗例]モハーベ砂漠の太陽光発電所 バイデン政権が進めてきた環境問題やエネルギー対策、通称「グリーン・ニュー・スキャム(グリーン詐欺)」日本も侵されています。この世界的な詐欺に ある雑誌からその一部を引用します。
バイデン政権が進めてきた環境問題やエネルギー 対策、通称「グリーン・ニュー・スキャム (グリーン詐欺)」については何年も前から警 鐘を鳴らしてきた。この「グリーン詐欺」と いう造語は、グリーン・ニューディール政策 の実態を示すため、我々が数年前に生み出し た言葉だ。 2024年の大統領選挙で、ドナルド・トラ ンプ氏がこの言葉を自分のものとして使い始 めた。だが、それはそれで良い。模倣は価値の証明である。いずれにせよ、我々を取り巻 く、気候変動対策を装った詐欺の略語として 浸透しつつある。
自らを美化する 気候変動に立ち向かう者たち
環境保護論者等の主張に反し、二酸化炭素 の増加が環境に悪影響を与えているという証 拠はない。それどころか、二酸化炭素は植物 の栄養源であり、人間を含む全ての動物の呼吸により常時排出される物質である。 実際の気候変動の要因は、太陽活動の周期、 海流、火山灰によってコントロールされる長 期的なプロセスだ。それにも関わらず、グ リーン詐欺師たちは、ガソリンや天然ガス、 害のない石炭などの効率的な燃料を廃止しよ うとしている。 教育機関では、風力発電設備、太陽光パ ネル、電気自動車(EV)といった、拡張性、 実現可能性、信頼性全てに欠けた代替手段の 導入を堂々と推奨している。 これらのイデオロギーを提唱する人々は自 らを、「気候変動に立ち向かう者」と美化す るが、その実態は、国家の解体を狙う新マル クス主義者にすぎない。 この動きを止められるとすれば、一番の希 望は現実だ。どれだけ綺麗事を並べても、彼 らの提唱する「解決策」が機能しない事実は 変わらない。
最新の失敗例 モハーベ砂漠の太陽光発電所
最新の失敗例が、カリフォルニア州のモ ハーベ砂漠にある太陽光発電所である。当初 日本編集部 は数十年もにわたる稼働が予定されていたが、 わずか11年で閉鎖に追い込まれた。 その理由はあまりにも馬鹿げている。私も、 思わず記事を読み返してしまった。 この発電所は、従来のように太陽電池モ ジュールを使いバッテリーに蓄電するわけで はない。代わりに、巨大な鏡のような太陽 光パネルを使用し、高さ459フィート(約 140 メートル)の塔の頂上にあるボイラーに 太陽光を反射させる。こうして水が高温とな り、蒸気がタービンを動かすことで発電して いるのだ。 非効率で信頼性が低いことに他ならない。 この電力は通常の太陽電池を含む他の電力 源に遠く及ばなかった。その結果、閉鎖され ることにより、建設時に投入された巨額の補 助金はそのまま納税者の負担となった。 環境への影響はさらに深刻だ。この発電所 の強い反射光によって何千羽もの鳥が多大な 被害を被り、希少な砂漠のカメも減少した。 これはグリーン詐欺が招いた、高くついた失 敗であり、技術的な行き詰まりだ。だが、この ような結末は、これが最後だとは到底思えない。
パラダイムレポート 2025年2月27日号より 著者は、ジムリカーズ氏
武田邦彦先生も、同様のお話をされ、私も即納得したのが、脱炭素とは、脱生命を意味して、自分自身を抹殺するようなことになるのだ、ということである。脱炭素を進めれば、米の収量は減るし、人類滅亡へまっしぐらな政策だというわけである。