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第11項 焼き鳥屋のオヤジさんはダイオキシンで死ぬの? ◎ そのわけ『家庭で行う正しいエコ生活』武田邦彦 平成21(2009)年 講談社刊より

第11項 焼き鳥屋のオヤジさんはダイオキシンで死ぬの? ◎ そのわけ

あれほど騒がれたダイオキシンですが、毒性は非常に低く、ほとんど無害と言ってもよいことがわかりました。本当に良かったと思います。
今から40年ほど前に動物実験でダイオキシンには毒性があるのではないかという結果が出たときにはみんなが心配しました。
でもすぐに「急性毒性」はたいしたことはなく、せいぜい「ニキビ」で、それもダイオキシンと接しなければすぐに直ることがわかりました。
次に「慢性毒性」ですが、「慢性」と言うぐらいですから、原理的にも、結果はすぐには出ません。
発がん性も、奇形が生まれるかについても、すぐ答えが出ることなどありえません。結果が出るのに30年ほどかかったのですが、幸い、毒性は低かったのです。著者が「ダイオキシン毒性は低かった」と言うと「そんなことケシカラン!」と怒る人がいますが、もちろん、猛毒より毒性が弱い方が良いに決まっています。
ダイオキシンが問題になった頃、誰かが「人間が作り出した」と言いましたが、これは
別に根拠があって言ったのではなく想像で言ったことです。
調べてみると、たき火でもできますし、焼却炉や煙突の中にはものすごい量のダイオキシンがありました。また、山火事で大量にできること、昔、使っていた囲炉裏(いろり)など、とにかく動物や植物、プラスチックなどを燃やすとできることがわかってきたのです。
石油は大昔の生物の死骸ですから、それから作るプラスチックは動物や植物と同じような構造をしています。
昔から、煙突掃除の人や、焼却炉の作業員、ダイオキシンに類似した薬品を製造している人たちは、私たちの1000倍から1万倍という高い濃度のダイオキシンに長い間( 20年以上)、接してきました。この様な方が全世界に13万人もおられたのです。
つまり、その人たちには申し訳ないのですが、知らないうちに彼らは人体実験をしていたのです。
すぐ、大規模な実験が開始されて、その結果が1999年頃に出てきました。そして医学の分野では2001年に当時、東大医学部の教授だった和田功先生(ブログ作者注:和田攻先生の間違いだと思われます)が論文を発表、「ダイオキシンが毒物として騒がれたのは、科学の力の弱さにある」‥‥‥つまり、ダイオキシンは医学的には毒性が弱いけれど、社会が騒いで毒物になったと書かれたのです。
当時、「ダイオキシンは猛毒だ」と発言した学者がいました。残念ながらデータがなくても発言をする学者もいるのです。
でも、同じ科学者として私は強い衝撃を受けました。これほど科学が発達して、次々と電子製品や薬品を提供していますし、それに対して社会が不安を感じているのに、科学者は自分たちのしたいことだけに目を奪われていたのではないのか?と私は反省したのです。
でも、結果的に、ダイオキシンの毒性が弱くて良かったと思います。
そう思って身の回りを見てみると、日常的にダイオキシンに接している人と言えば、夕バコを吸う人と、焼き鳥屋のオヤジであることに気がつきました。
たき火でもできるダイオキシンですから、タバコもいわば口元のたき火ですからダイオキシンが出ます。

一日6本程度吸うと規制値を超えるといわれていますので、もしダイオキシンが猛幕ならヘビースモーカーはかなり危なかったと思います。
また、ダイオキシンが多くできるためには、焼くだけではなく、お塩がいります。それにピッタリなのが焼き烏で、焼き烏屋のオヤジは昼頃から仕込みを始めて、煙の中で10時間程度を過ごします。
もしダイオキシンが猛毒なら焼き鳥屋のオヤジが心配だ!と私は思ったのです。でも、大丈夫でした。焼き鳥屋のオヤジがダイオキシンで倒れたという記録は無いのです。焼き鳥と焼き魚は「塩をふって焼く」という点で同じです。焼き鳥屋のオヤジが大丈夫なら、一日に何匹かの焼き魚をコンロで焼く主婦も安心です。

『家庭で行う正しいエコ生活』武田邦彦 平成21(2009)年 講談社刊より 20260116



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