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日本を潰そうとする強大な勢力に、対抗するために、、、、

◎ 二つの問題 日本以外の国の環境問題 環境庁と環境運動団体の存在 家庭で行う正しいエコ生活』武田邦彦 平成21(2009)年 講談社刊より

◎ 二つの問題 日本以外の国の環境問題 環境庁と環境運動団体の存在

かくして、日本の環境問題は解決しましたので、万々歳ですが、何事も良い面だけではありません。二つの問題点が残りました。
一つは中国などの発展途上国が、かつての日本のような環境破壊に見舞われたこと、そして第二は環境が良くなったのに、環境庁や環境運動団体が残ったということです。
第一番目の問題は、日本の中に 錯覚が生まれました。
日本のテレビや新聞は盛んに中国などの発展途上国の映像や記事を流し、「環境が破壊されている」と伝えたものですから、日本人の多くがそれを日本のことと錯覚したのです。
でも、国が発展するときには生産力と環境を守る技術のバランスが崩れ、一時的に環境が破壊されます。ロンドンスモッグのときにはイギリス、水俣病では日本という具合です。
それから40年たって、また同じことが中国で起こったのです。
本当はすでに日本の環境は良くなっていたのですが、あまりに繰り返し報道されたので、日本人はすっかり「 日本も環境が破壊されている」と錯覚してしまったのです。
第二の問題点はさらに奥が深い問題です。
たとえば、ある国が独立をしようとして軍隊を作ります。そこに 集まる若者は「祖国を守ろうー」という熱い心を持って集合し、そして命を賭けて戦います。そして、幸いなことに独立戦争に勝ってその国は独立し、平和な時代が訪れたとします。
その時、かつて独立戦争に身を投じた、その兵士はどうなっているでしょうか? 戦争に勝って力をつけ、立派に出世しているでしょう。そして年齢はまだ 40歳。
彼にとっては、こんなに早く独立できて、平和になるとは 思ってもいなかったのです。長い苦しい独立戦争が続くと思っていたのです。ですから、彼は平和になることなど夢に も思わず、「戦うこと」だけしかできず、それだけが彼の人生になってしまったのです。
さて、40歳で平和な世界に放り出された彼は戸惑います。戦争しているときには英雄としてあがめられた彼も 、平和になると何もできません。その焦りが彼の心の中に芽生えるのです。そしてかつての華やかだった時代を取り戻そうとします。
そのためには「もう一度、戦争を起こさなければならない」ということに気がつき、マスメディアを使って、たとえば「隣の国が攻めてくる」という架空の話をでっち上げます。
民族の感情というのは怖いもので、報道されたことが事実であるかより、一気に感情が高ぶり、「ケシカラン! やっつけろ!」ということになります。
そして戦争が始まり、再び彼は社会から尊敬され、高い地位に昇ることができます。
家庭で行う正しいエコ生活』武田邦彦 平成21(2009)年 講談社刊より 20260211
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