◎ 環境問題が解決後の政策のミス 環境利権屋と左翼に毒されたマスコミ
このように次々と言われるウソが通ったのにはそれなりの理由がありました。
第一には「環境問題が無くなって暇になった人」がいたこと、第二に「ダイオキシンや焼却炉が問題になると、膨大な税金をもらえる人」やダイオキシンの測定メーカーがいたこと、そして第三に、「ほとんど何も考えずにおびえる人たち」がいたことです。
第三番目の人は悪意はないのですが、その人たちが「まともな意見を言う人」をさんざん攻撃しましたので、「まともな人たち」は嫌気がさして、「そんなことを言うなら、どうでもしたらよい」とあきらめてしまいました。
今でも環境運動団体はとても攻撃的です。私はこのことを不思議に思っています。環境を守るというのは、優しい心であり、国やNHKなどの大きな機関を批判するのは良いのですが、個人を徹底的に叩くというところがあります。
もともと、国の政策を批判している人は、守ってくれる組織があるわけでもないので、その人を叩くと、批判はしぼんでしまうのです。
とにかくいろいろな議論があって、「ゴミを減らすためにリサイクルする」となったのですが、専門家の間では最初からリサイクルは無理だということがわかっていました。
それは明確な証拠があります。
「リサイクル法」を作るときに「リサイクルは無理だから、焼却をリサイクルに入れられないか」ということになり、「サーマル・リサイクル」という用語を考え出したのです。
サーマル・リサイクルとはゴミを焼却することで、すでにその用語は、ヨーロッパの部で使われていました。
でもヨーロッパでは「焼却をリサイクルと言う」のはあまりに欺瞞的だ、人をだます用語だということで使用が禁止になったのです。
そんなことがあって、現在では「サーマル・リサイクル」という言葉は世界で日本だけが使っています。なにしろ「焼却」を「リサイクル」と言うのですからかなりひどいのですが、「建前だけが通ればよい日本」ですから、依然として使っています。
家庭で行う正しいエコ生活』武田邦彦 平成21(2009)年 講談社刊より 20260214
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