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日本を潰そうとする強大な勢力に、対抗するために、、、、

◎ 世界の森林は破壊されているのか? 『家庭で行う正しいエコ生活』武田邦彦 平成21(2009)年 講談社刊より

◎ 世界の森林は破壊されているのか?

紙のリサイクルをする目的は森林を守るということですが、世界の森林の現状はどうなっているのでしょうか?
先進国の森林は増えていて、発展途上国の森林は減っています。そして「紙の原料となる森林」はあまり変わっていません。
簡単な方から説明しますと、紙の原料となる森林は製紙会社が管理しているか、もしくは長期的な契約を結んでいますので、ほとんど現状を維持しています。製紙会社は大きな装置を使った産業ですから、夜逃げできません。夜逃げできないと言うことは商売を長い間続けるということですから、商売の原料となる森林を自ら破壊することはありません。
だから、紙の消費量が増えれば「保護された森林」が増えることになります。
先進国の森林は「紙に使う森林」が多く保護されています。問題は発展途上国の森林です。
日本でもかつてそうだったように、国が発展するときには、道路を造り、橋を架け、森を切り開いて宅地や工場団地を造成し、さらに発展するとゴルフ場にも使います。つまり多くの森林が犠牲になります。
東京近郊の多摩ニュータウンや名古屋近郊の蘭蔵寺ニュータウンは森を切り開いて造った典型的な大規模住宅団地ですし、日本のあちこちに市街地から少し離れたところに、これもかつての森を切り開いた工場団地ができています。また1本の長い高速道路を造れば、たちまち多くの森が失われます。これは私たちがやった森林破壊です。
広い世界のことですから、「単に儲けるために森林を伐採する」ということもないではないのですが、それは例外です。また一部には犯罪的な例もあります。伐採の許可なく大規模な伐採が行われるなどという例を挙げようとしたら、あるのですが、それは環境とは関係が無く、単に「世に盗人の種は尽きまじ」の方で、犯罪を食い止めようという運動の方です。相手は環境など考えていないのですから、こちらが紙のリサイクルなどをしても全く無関係なのです。
また、ほとんどの国は森林の保護政策をとっていますが、それでも経済成長のためには森林を伐採せざるを得ないというのが現状です。
それでは、「森林を守る」というのは、どこの森林を、どういう理由で守るのでしょうか?
まず、「紙をリサイクルして森林を守ろう」と言われますが、これは全くの想像された話です。むしろ、紙をリサイクルしない方が製紙会社は森を守ろうとしますから、世界全体の森林面積という点では増える方向です。
また日本の大手の製紙会社は違法に伐採した森の木などは使いません。そんなことをしたら信用を落としますし、国際的に非難されて、その後の原料の調達がスムーズにいかな
おそらく多くの人は「森林を守る」というのは、アマゾンのようなところをボャッと頭に描くのではないかと思いますが、アマゾンは第一にブラジルの問題で、そんなところまで日本が心配しなくてもブラジル政府が考えますからお節介というものです。ブラジル政府は「アマゾンを使わせてくれ」という圧力と「アマゾンを保護したい」という力でいつも悩んでいるのです。
そして、アマゾンを利用したいという考えも一概に悪いこととも言えないのです。それにアマゾンとは比較にならないほど日本列島は森林を傷めているので、アマゾンの利用方法について口を出すことなどできないのです。
つまり、「世界の森林が破壊されている」というのは一部の環境運動家が作り出した妄想で、しかも、紙に使う森林こそが太陽エネルギーの利用方法として優等生であり、さらにその森林は製紙会社によって最も良い状態に管理されているのですから、あまり恥をかくような見当外れのことを言うのは止めておきましょう。

『家庭で行う正しいエコ生活』武田邦彦 平成21(2009)年 講談社刊より 20260124
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