11月22日(土)から、武田邦彦先生の2009年の著作『家庭で行う正しいエコ生活』(講談社刊)を読み進めてまいります。

武田先生には、個人的に一度だけ、靖國崇敬奉賛会主催の講演会でお目にかかったことがあります。その際、先生の著作をブログで紹介させていただきたい旨を直接お願いしたところ、快くご承諾いただきました。それ以来、ブログでは読書会のような形で、先生の著作を丁寧に読み解いてきました。
先生ご自身が著作権を放棄されていることもあり、私自身も知的財産の問題について学びながら、人類の英知を広く共有することが、より良い社会の礎となるとの思いから、ブログでの掲載を続けております。ただし、著作権放棄とはいえ、無制限に利用することには慎重であり、掲載する際には一定の時間が経過した著作物を選ぶようにしています。
もっとも、例外もあります。どうしても早く共有したほうが良いと私自身が感じた場合には、出版から一年ほどしか経っていない著作でも、一部を紹介する可能性があります。これは、読者の皆様とともに、重要な知見をタイムリーに分かち合いたいという思いからです。
武田先生は、科学者としての姿勢を貫き、常に科学的根拠に基づいて物事を分析・判断し、鋭いコメントを加えてこられました。とりわけ、地球温暖化や脱炭素に関する通説に対しては、科学的視点から疑問を呈し、一般に流布されている偽情報を一刀両断に切り捨て、その背後に潜む構造的な問題に切り込んでおられます。
その論考には、目から鱗が落ちるような発見が多く、私自身も人生観が揺さぶられるような経験をしてきました。ブログの読者の皆様にも、ぜひ科学者の目を通して、世の中にあふれる情報の真偽を見極める力を養っていただければと願っております。
なお、私自身は読書が得意とは言えず、本を読むのが遅かったり、根気強く継続することが苦手な面もあります。だからこそ、このような形でブログに掲載することで、自分に読書を促し、継続の動機づけとしている部分もあります。読者の皆様とともに学び、考える場として、このブログが少しでもお役に立てば幸いです。