現在の状態に満足することが幸福
「自動車を自分で運転して酔っ払い運転なんかあったらしい・・」とか、「病気になることがあったらしいよ」とか、「スマホっていうなにか小っちゃい箱みたいなの持って読みにくい字を読んでたらしいよ」「えーそんなバカバカしいことしてたの?」となるでしょうね。
これは1万年後と言わずとも、たぶん300年後くらいにはそうなっているんですよ。今で考えれば、今から300年前と言ったら赤穂浪士ですからね。
赤穂浪士が幸福かというと、やはリ江戸の時代のあのときも、あのときで幸福だったわけです。
つまリ、幸福というのは完全に相対的だし、人間はそれしか状態がないので、それをもって幸福であるというふうに認識するようにできているという感じです。もうそれは、もともとそうできていると ・・。
ですから、私なんかの考えでは、幸福というのは「不満を持たなければ幸福だ」と .. .今の状態がいいとか悪いとかいう問題ではなくて、ご飯を食べて美味しいと思えばそれで幸福、風呂に入って気持ち良いと思えば幸福、女性を愛する・・それだと幸福だ。それから僕だったら、インターネットで整理しているときとか・・。僕はインターネットがないときはどうしていたかと言えば、やはリ図書館に行って本を読んだリしていたんですよ。重たい本を持ち出したリして大変だったんですね。だけど、そのときはそれで幸福だったんです。
ですから、現在の状態に満足することが幸福なんでしょうね。
『幸福とは何か』武田邦彦(武田邦彦先生音声ブログKindle版大島久幸氏編 より)(雲雀電子出版) 20250318