歴史が証明する「大東亜会議」の正しさ
さらに項目別に具体的な行動が述べられています。
第一 軍事力ではなく道義に基づく共存共栄。
第二 互いに自主独立、互助親睦で行く。
第三 伝統、創造性、文化を尊重する。
第四 互恵の精神で経済発展を目指す。
第五 人種差別を撤廃し、文化の交流、資源の開放を行う。
それまでヨーロッパとアメリカがやっていたこととは正反対の方法がまとめられています。ヨーロッパとアメリカがそれまでの500年間ぐらいの長きにわたってしてきたことは、
1.道議を無視して軍事力で相手をねじ伏せ、
2.相手を独立させずに植民地にし、
3.相手の伝統や創造性、文化などを無視し、
4.自分だけが経済発展すれば良いと考え、
5.人種差別を行い、資源を独占して相手を苦しめる、
ということだったのです。
こうして文章にしてみると、大東亜共同宣言が歴史的に見ても、現在の考え方に沿って見ても、実に正しいことがわかります。そして、ヨーロッパやアメリカが「正義」としてきたことがいかに間違っていたかもよくわかります。
『ナポレオンと東条英機』武田邦彦 ベスト新書(2016)
『ナポレオンと東条英機』武田邦彦 ベスト新書(2016)より R07202511011