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日本を潰そうとする強大な勢力に、対抗するために、、、、

正当化されていた、女性に対する卑劣な行為 『ナポレオンと東条英機』武田邦彦 ベスト新書(2016)より

正当化されていた、女性に対する卑劣な行為

日本と韓国の間で起こった「慰安婦問題」で、朝日新聞や日本の婦人団体などでも、「日本は酷いことをする」としているのが多いのですが、白人がしてきたことはそんな生やさしいものではありませんでした。
インド、インドシナ、そしてアメリカで行われていた「有色人種の男性に対する酷い暴虐」というのは女性に対してさらに苛酷だったのです。たとえば、ポルトガルがニューギニアを植民地にしていた頃、「現地の女性は好きなだけ犯して良い」というお触れを悪びれもせず出しています。
これはポルトガルの兵隊と現地女性のハーフを作り、男の子が生まれると父親の名前の一部をつけ、エリートとして育て、さらに成人になると銃を持たせて現地人の抑圧に使うという植民地政策があったからです。
白人の植民地で「現地の女性はいつでも犯して良い」というのは比較的広く行われていたことで、それほど珍しいわけではありませんでした。
先に示した日本軍の「慰安婦問題」は貧しい女性が身売りするという話ですが、アジア諸国で白人が行ったことはそういうレベルではなく、まったく普通の生活をしている女性を自由に犯して良いというのですから、まったく観念が違います。
第二次世界大戦中ではソ連軍が東ヨーロッパに進軍したとき、暴行された女性は100万人単位あったとされています。さらに戦争が終わり、ヨーロッパや日本で女性が参政権を得たあとでも、たとえばベトナム戦争のときには韓国軍が前線に出ると、そこの住民の女性に対して猛烈な暴行を働いたことはよく知られています。
当時の韓国軍の暴行はかなりのもので、さしものアメリカ軍司令部も「韓国軍は前線に出さない」ということが検討されたぐらいです。
女性に対する暴虐は、単に性的に暴行するということだけではなく、オーストラリアでは植民地時代のイギリス人が、現地に住んでいたアボリジニーの女性を大量に殺害した記録が残っています。
たとえば、何かの祭りのような行事があると、アボリジニーの女性を大きな岩の上に乗せて、下から大声で囃(はや)しながら銃を乱射し、その岩の片隅に追いやった後、さらに銃弾で脅し、女性が脚を滑らせ岩から転落して死亡するのを「楽しむ」ということすらあったのです。
もともとフランス革命で言う「人」というのが「白人男性」であったのですが、白人には白人男性、白人女性、そしてその下に有色人種の男性、有色人種の女性という序列があり、特に黒人やアボリジニーは奴隷にしても良いし、どう扱っても良いという考えだったのです。
このアボリジニーの女性の殺害は、アメリカ人が西部で行っていた「スポーツ・ハンティング」と似ているところがあります。
当時の西部で普通に行われていた「楽しみ」の一つに、大草原に列車を走らせ、それと平行して爆走するバイソン(大型のウシ)を列車の窓からライフルで撃つという「スポーツ」がありました。バイソンの肉が欲しいわけでもなく、バイソンの数を減らす必要もなかったのに、単に楽しみでバイソンを撃ち殺していたのですが、当時の白人の植民地統治にはそんな雰囲気があったのです。
本著で繰り返しているように、「白人がやった歴史的暴虐」はほとんど日本に伝わっていません。それは事実そのものが「白人の作戦」で伝わっていないということに加えて、日本では「人間がそんなことをするなんて……。悪いことを口にしてはいけない」という不文律のようなものがあり、ほとんどの歴史家や知識人が書かないからです。





『ナポレオンと東条英機』武田邦彦 ベスト新書(2016)

『ナポレオンと東条英機』武田邦彦 ベスト新書(2016)より R0720250913
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