忍者ブログ

yymm77

日本を潰そうとする強大な勢力に、対抗するために、、、、

日本に男女差別など存在しない みな 同じ ということ

日本に男女差別など存在しない みな 同じ ということ

このように日本人にとってはすべてのものが「同じ」なわけですから、当然「男」と「女」も同じだと考えます。ですから、日本人は「男女平等」という思想はありません。外国のような差別の思想ではないからです。
日本列島にあるものはすべて同じですから「奴隷」も生じませんでした。
江戸時代には士農工商というのがあって、以前はこれを「身分制度」だと言っていましたが、今では単なる「職業分類」であったと考えられています。
本当の身分制度というものがあったならば、いくら頑張っても木下藤吉郎は豊臣秀吉にはなれなかったはずです。しかし、日本の職業分類に おいては優れた人であれば職業を変えることができたので、お百姓さんが侍になったり侍がお百姓さんになったりする例が多くありました。
この士農工商の考え方は、お金のない武士が権力を持ち、お金のある商人は権力を持たないという「権力とお金の分離」という意味もありました。さらに、年貢が「米」だったのは「権力者は税を取るが、それは蓄積できない米でなければならない」という思想が入っているのです。

男女平等に話を戻します。日本にはそもそも「平等」という概念がなくて、「みんな同じに生活している」という考え方なのです。だから女性は女性に適したことをやり、男性は男性に適したことをやる。どちらも同じなのだからお互いに都合のいいことをやればいいという考え方があっただけです。
いわゆる日本流の「分業」です。これはお互いの特徴を活かすという良い意味になります。
ところがヨーロッパも中国も中東もそうですが、日本以外の国では「男が女を所有する」というのが古来の考え方だったのです。
支配層が被支配層を所有して、男が女を所有するという考え方は日本とはまったく異なるものです。日本では女性が衣食住と、あとは記録文書の作成を担当しました。
だから、紫式部 が『源氏物語』を書き、清少納言が『枕草子』を書いたのです。
女性は「山の神」と言われて家事全般を統括し、結婚すると夫は妻から外に派遣されて働いて帰ってくるという存在でした。最近の言葉で言えば、派遣労働者です。男は朝に家から出て、仕事をして帰ってきて、そこで得た金品を妻にすべて渡しました。
このすべて渡すというところにも分業の思想があるわけです。
外で稼いでくるのは夫ですが、管理するのは妻だから妻にすべて渡す。そうして妻が夫に必要な小遣いを渡すというシステムになっているのです。
こんな国もやはり日本以外にはありません。

日本文化というものをよく知らないと、いろいろなことで間違いが起こります。日本以外の国では「女性が男性と比べてどのくらい仕事をするか」ということに点数をつけたりして、女性解放度というのを示したりするのですが、そんなことは日本では必要ありません。
日本には伝統的に、女性には女性の特性に合わせた特権的な仕事があったのですから、それを男性と同じ仕事をさせるというのはむしろ女性をバカにしていることだからです。
このように、日本と他の国では考え方が逆なのですから何でも海外のマネをすればいいということではありません。錯覚を取り除くためにも、日本文化というのをよく把握するということが非常に大切なのです。

『フェイクニュースを見破る 武器としての理系思考』武田邦彦 (ビジネス社刊) R060719 P216
PR

コメント

プロフィール

HN:
yymm77
性別:
非公開

P R