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日本を潰そうとする強大な勢力に、対抗するために、、、、

島国で一番最初に国をなした「日本」『ナポレオンと東条英機』武田邦彦 ベスト新書(2016)より

島国で一番最初に国をなした「日本」『ナポレオンと東条英機』武田邦彦 ベスト新書(2016)より

その当時、世界を見渡してみると‘―つの国になる程度の大きさを持つ世界の島と言えば、台湾、ハワイ、フィリピン、インドネシア、スリランカ、ニュージーランド、マダカスカル、イギリス、アイルランドなどです。このうち、イギリスを除く島は人口が少なく、部族社会はあっても、およそ「国」と呼ばれるものはありませんでした。
一方、大陸では5000年ほど前からエジプト、メソポタミア、インドや支那などで国家や都市がありました。
なぜ島には国がなかったかというと、「国」というのは少なくとも数万人の人間が一カ所に集まらないと作る必要はありません。部族単位で住み、そこには「王様」ではなく「村の長(おさ)」がいれば十分だったからです。
人間が多く集まると、集団内では利権争いや犯罪などややこしいことが起こるので、誰か圧倒的な権威を持っている人がいないと始末がつきません。それに、みんなが頑張って農かになると、こんどは外の人たちが武器を持って侵入してくるのでそれを防がなければならないという事情もあります。そこで、王様や裁判所、それに軍隊を作って人々の生活を安定させる必要が生じます。
それでできたのが「国」であり、世界の島国では最初に日本、次にイギリスに「国」が誕生しています。
グレートブリテン島という大きな島には、今から2000年ほど前、ケルト人が部落を作っていましたが、ローマに占領されたので、「国」という段階までは発展しませんでした。その後ローマが衰退すると、西暦500年代にはケルト・ゲルマン人が侵入します。そして、ゲルマンの中でもアングロ・サクソン人が勢力を伸ばしてきました。
さらに時間が経ち、イギリスが―つの国になったのは西暦900年頃で、アルフレッド王がイギリスを統一したときにさかのぼるのが妥当でしょう。
このように、日本という国ができたのは2000年前、イギリスは1100年前ということになります。





『ナポレオンと東条英機』武田邦彦 ベスト新書(2016)

『ナポレオンと東条英機』武田邦彦 ベスト新書(2016)より R0720250806

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