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日本を潰そうとする強大な勢力に、対抗するために、、、、

小宮豊隆 『気楽に楽しむ漱石入門「三四郎」』武田邦彦





小宮豊隆

福岡県京都郡犀川村久富生まれ。明治|七年三月七日出生。
豊津中学校、第一高等学校卒業後、明治三十八年東京帝国大学文科大学独文科入学。
豊隆は、同年に従兄(犬塚武夫) の紹介で、漱石に保証人になってもらっている。
後に漱石山房の木曜会に出席し、門下生となる。漱石の門下生には寺田寅彦、松根東洋城という鈴々たる一期生に続いて、二期生の小宮農隆、鈴木三重吉、森田草平などがいた。
その中で豊隆は一期生と二期生の橋渡し役を務め漱石に最も寵愛された弟子と言われた。漱石の死後には、多士済々の中から選ばれて、二期生の豊隆が門下生代表として弔辞を読んだほどである。
農隆の著書『夏目漱石』は漱石評伝の基礎的原典であり、膨大な岩波書店『漱石全集』の編纂や、古典となった「漱石の芸術」は、「則天去私」の境地に向かう理想化された漱石神話構築の最大の功績になった。
このように漱石を敬慕し、敬愛する姿によって、「小宮は漱石神社の神主である」という名言まで生まれたと言われる。

『気楽に楽しむ漱石入門「三四郎」』武田邦彦 (文芸社刊 2016年)より  R0720250408
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