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日本を潰そうとする強大な勢力に、対抗するために、、、、

人権は「白人男性」だけのもの 『ナポレオンと東条英機』武田邦彦 ベスト新書(2016)より

人権は「白人男性」だけのもの

明治時代に入り、日本は白人諸国と接するようになりましたが、日本人は「白人の正体」がわかっていたわけではありません。日露戦争を開始するときに明治天皇が、「ょもの海みなはらからと思ふ世になど波風のたちさわぐらむ」と謳っておられますが、当時の日本人が相手にしていた白人の国家というのは、そんな世界の人がみな「同胞」というような意識を持つ人たちではなかったのです。
つまり、白人の秩序というのは、白人の男性だけが世界を支配して良く(白人女性の参政権は第二次世界大戦後の1946年に認められている)、その他の人は「意見を持つだけでも不適切で、まして白人男性に刃向かうなどとんでもないことだ」という意識でした。
具体的には、「白人以外の国家は国家として認めない」というのが第一原則で、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、スペイン、ポルトガル、北欧などの西ヨーロッパの国がまずは優先、そこから少し離れたアメリカとロシアが同等の国という考えでした。
白人国家でもややアジアの血が入っている東ヨーロッパの国は、一段下に見られていました。そのため東ヨーロッパは植民地をほとんど持っていませんでしたが、植民地になるのは免れました。
次に、純粋なヨーロッパ系の民族ではないけれど、3000年ほど前までは同じ民族だったイランなどの中東の地域、また現地の人をスペインとポルトガル、それにアメリ力に進出したイギリス人がほとんどみな殺しにしたために、実質的に白人とのハーフを中心としていた中南米の国(メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、チリなど)も召使いの国という感じの取り扱いでした。
そのような中で「自由に植民地にしても良い」とされていたのがアジア諸国で、インドから日本、インドネシア、南太平洋の諸国、オーストラリア、ニュージーランドなどがそれに当たっています。





『ナポレオンと東条英機』武田邦彦 ベスト新書(2016)

『ナポレオンと東条英機』武田邦彦 ベスト新書(2016)より R0720250914
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