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日本を潰そうとする強大な勢力に、対抗するために、、、、

ロシアの南下を許す、清王朝と李氏朝鮮 『ナポレオンと東条英機』武田邦彦 ベスト新書(2016)より

ロシアの南下を許す、清王朝と李氏朝鮮

ロシアはもともと、現在のウクライナの首都であるキエフから、ある時代に少し北に移動して現在のモスコーに移った白人の国家で、宗教的にはキリスト教の一つである口シア正教、社会制度は「農奴」という独特の半奴隷制度を持った国で、白人と韃靼人(だったんじん)の混血の人も多い地域です。
そのロシアが東へ進み始めたのは、ピョートル大帝の時代です。ウラル山脈を越え、韃靼人、トルコ人、モンゴル民族の地域に軍隊を派遣して、現在の中央アジア、シベリアなどを次々と領土にしていきました。
もちろん「白人の秩序」が正しい時代ですから、そこに誰が住んでいても白人でなければ殺しても占領してもかまわないという考えでした。そして、国を大きくするという目的の他に、どうしてもうまくいかない南方への進出(トルコ方面)に変わって、東方に「温かい地方」や「冬でも凍らない軍港」を持ちたいという希望もあったのです。
やがて東への進出は日本海に達し、「ウラジオストク」という町を作ります。ウラジオストクというのはロシア語で「東方の制圧」という意味ですから、名前だけからも当時のロシアの考え方がよく理解できます。
ところが、北方からシベリアを経由して日本海まで来ると、少しは温かいと言ってもやはり雪と氷の世界でした。そこで、ロシアの皇帝ロマノフニ世は、さらに南に出る必要性を感じて、当時の清王朝、李氏朝鮮、そして日本に圧力を加えました。





『ナポレオンと東条英機』武田邦彦 ベスト新書(2016)

『ナポレオンと東条英機』武田邦彦 ベスト新書(2016)より R0720250916
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