みんながニコニコした1億総中流時代が理想的
不満を持つ、例えばお金もそうですよ。まぁ300万円以下はちょっと厳しいような気がしますので、私は実は、日本全体の給料はできるだけ同じがいいと考えています。日本の一番の貧乏と一番の金持ちの差は十倍くらいまでに留めておいた方が良いと言っているのは、恐らく人間というのは他人の幸福がないと、自分も完全には幸福になれないので、できるだけ日本人は全員が幸福が良いんですよね。
そうしますと、だいたい収入が現在の物価ですと年収500万が最低で、5000万が最高くらいにしておくと良いんじゃないかと思うんです。みんながニコニコした1億総中流時代でよかったんですよね。
みんなが幸福で生活できる。やはリそれは気持ちの良いものなんですよ。
お金のことで言うと、そこのところがちょっと引っかかることは引っかかるんですね。
それから政治家とか、まぁタレントもそうだし、大学の先生もそうですし、医者もそうなんですけれど、威張っていますしね。
あれも何とかしないと威張っている人と付き合っていると‥‥と感じながら、やはリ僕も、すぐそういうふうになっちゃって‥‥まぁ自戒しているんですけども‥‥ まぁ、そういう人間関係もあるが、あまリ細かいことにこだわって、あれやこれや考えすぎない。
『幸福とは何か』武田邦彦(武田邦彦先生音声ブログKindle版大島久幸氏編 より)(雲雀電子出版) 20250321