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日本を潰そうとする強大な勢力に、対抗するために、、、、

その3.日本の城には殿様が住んでいて、城の周りに平民が生活をしていた 『ナポレオンと東条英機』武田邦彦 ベスト新書(2016)より

その3.日本の城には殿様が住んでいて、城の周りに平民が生活をしていた

日本に住んでいるとこのような城下町は当たり前のように思いますが、ヨーロッパや中国のスタンダードはまったく違いました。日常的に集団で馬賊などが襲ってくるし、戦争ともなれば王様や騎士ばかりではなく、そこに住んでいる住民もみな殺しになったり、奴隷として連れて行かれるというのが常でした。そこで、王様ばかりではなく、騎士も住民もみんな城の中に住んでいました。城は堀で守られていたり、平城の場合には高い石垣の城壁があり、そこに跳ね橋がかかっていて夕方になると市民がみんな場内に入るのを見届けてから、跳ね橋を上げるという設計だったのです。
それに対して、日本の城は殿様とその一族だけしか住むことができず、庶民はもちろん、武士でも無防備の「城下町」に住んでいました。大陸の国なら「何のためのお城なの?殿様だけ助かっても意味がないじゃないー|'」ということになりますが、日本は逆で、戦いが起こると庶民は山の中にでもしばらく身を潜めていたら良いのです。決して殺されるとか、奴隷として連れて行かれるということはなかったのです。
平民が城の中に住んでいたヨーロッパや支那と違って、日本は城の中には殿様一族しか住んでいないし、戦いに負けたら殿様が切腹するだけというまったく逆の文化でした。
つまり、日本以外の国は「同じ民族で―つの国」という意識はなかったのです。ですから、敵地を占領すると、そこにいる人を殺したり、奴隷にすることに罪悪感はなかったのでしょう。





『ナポレオンと東条英機』武田邦彦 ベスト新書(2016)

『ナポレオンと東条英機』武田邦彦 ベスト新書(2016)より R0720250907
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