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日本を潰そうとする強大な勢力に、対抗するために、、、、

おわりに 『気楽に楽しむ漱石入門「三四郎」』武田邦彦 (文芸社刊 2016年)より

おわりに

昨年十二月に「気楽に愉しむ漱石入門「吾骰は猫である」』上下巻を処女出版した。職業生活をリタイヤしてから十二年日のことであった。それまで文学関係は全くの門外漢であったが、何かライフワークとするものを持ちたいと思い、郷里熊本ともゆかりのある夏目漱石を読み始めたのがきっかけである。
『吾輩は猫である』の場合は、長編の変則的な連載で雑誌「ホトトギス」に発表されたものである。日本人であれば、夏目漱石の「吾維は猫である」という小説を知らない者はいない。しかし、長編であることに加えて、漱石の難解な文章が災いして現代人には、非常に読みにくく、研究者とか一部の漱石ファンを除けば、一般の読者で通読した人は少なかった。そこで、先ずは通読してもらうための気楽に愉しむ入門書として、各章ごとの「あ
らすじ」を平易な文章で書き、その他様々な工夫を凝らして害いた。
今回は、『三四郎』を取り上げたが、漱石作品の中では最も人気の高い作品の―つで、殆どの方が過去に一度は読んだ経験があり、ストーリーはご存じのものである。また文章も現代の我々に充分読みこなせる文体である。しかし、漱石が作家として経験を積み、第三回の新聞連載小説として完成された作品といわれ、読み手によって如何ようにも読めるという様々な技巧を凝らしている。
そこで今回は、前作と違って、箪者なりの読み方で、この作品をどう読み解いたのかということに主眼を置いて書いてみた。
素人の箪者が、一般読者と同じ目線で読み解いたつもりであるが、読者の皆様の共感を得られるところがあれば、誠に幸いである。
また、今回のカバーを飾っている絵画「原口画伯作《森の女》(推定試作)」は、「夏目漱石の美術世界展」において一目惚れした作品である。佐藤央育先生には本書への使用をご快諾いただき、心から御礼申し上げます。
そして前回同様、株式会社文芸社のご協力で、ここに二回目の出版ができたことを心から感謝申し上げる次第である。

二〇一六年十月

武田邦彦

著者プロフィール
武田邦彦(たけだくにひこ)
1936年生まれ。熊本県出身
熊本大学教育学部附属小学校卒
熊本市立龍南中学校卒
福岡県立修猷館高等学校卒
東京大学経済学部卒
日商岩井(現双日株式会社)入社。鉄鋼貿易部、人事部勤務
定年退職後、(社)中高年齢者屈用福祉協会研究主幹。主任講師として
約10年間ライフプラン教育を行う
「くまもと漱石倶楽部」「鎌倉漱石の会」会目
既刊古に「気楽に愉しむ漱石人門「吾鉗は猫である」』上下巻(2015年、文芸社刊)がある

気楽に愉しむ漱石入門『三四郎』
2016年12月15日初版第1刷発行
著者武田邦彦
発行者瓜谷綱延
発行所株式会社文芸社
〒160-0022 東京都新宿区新宿l-lo_l
電話03-5369-3060 (代表)
03-5369-2299 (販売)

『気楽に楽しむ漱石入門「三四郎」』武田邦彦 (文芸社刊 2016年)より  R0720250722
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