「歪曲された歴史とアジアの現実：日本人が知るべき真実」
この輝かしい六項目の歴史的貢献は、ぜひ日本人全部が共有し、子供たちに教えたいものです。誇りを持って子供が育てることは、私たち親にとって最大の義務であると考えます。しかし、占領軍によって歪曲（わいきょく）された歴史、それに追従した知識人からなる反日日本人、朝日新聞などの大手メディアが日本の功績を隠蔽（いんぺい）し、その中で多くの日本人が錯覚しています。
また、日本が戦って世界が変わったことについて、アジアでもまだ旧態依然とした「力の政治」をしているのが中国（中国共産党政権）です。共産党政権というのは「労働者のため」という理想を掲げていますが、レーニンがソビエト連邦を作ったあと、「王様」の代わりに「書記長」か「主席」がその位置に就き、「自分が正しいと思ったことは正しい」という論理で国を支配するようになります。
さらに王様と違ってたちの悪いことには、「他の国も共産主義が良い」と錯覚していて、中国の場合は、チベット、ウィグル、内モンゴル、満洲を攻撃して獲得し、さらに北朝鮮、ベトナム、尖閣（せんかく）諸島、南シナ海と絶えず「力による支配」を目指しています。
さらには現在、中国が日本を激しく批判するのは、アジア諸国の中で中国だけが白人側についたことを隠蔽したいという劣等感が原因になっていると考えられます。
せっかく東條英機が「道義」に基づく世界を求めたのに、未だに「アメリカ、ロシア、中国」が「力」による政治をしていますが、これもやがて人類の進歩とともに、すべては大東亜会議の宣言文どおりになるでしょう。
『ナポレオンと東条英機』武田邦彦 ベスト新書(2016)
『ナポレオンと東条英機』武田邦彦 ベスト新書(2016)より R07202511015
