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日本を潰そうとする強大な勢力に、対抗するために、、、、

「最低の取り扱い」を受けたアフリカ 『ナポレオンと東条英機』武田邦彦 ベスト新書(2016)より

「最低の取り扱い」を受けたアフリカ

さらに、「最低の取り扱い」を受けたのがアフリカです。前述したように、1885年、ヨーロッパはベルリンで「アフリカ分割会議」を行ってアフリカを勝手に分割しています。アジアとも違って白人から見ると「最低の地域」だったので、一っひとつの国を軍事的に攻撃して植民地にする必要もなく、単に会議を開いて「自分たちが勝手に国境線を引けば、自由に領土になる」と考え、ヨーロッパ人だけで植民地にする国を線引きして決めてから軍隊を送るという方法をとりました。
また、人間の階層としては、中東、中南米、アジアの人たちは「召使い」として使い、アフリカの人は「奴隷」にするというのが基本的な考え方でした。そのうち、すでに書きましたが、女性は白人男性の所有物であり、人間としては取り扱わなくても良いという概念だったのです。
これが「白人の秩序」であり、その当時の「国際的な道徳」でもあったのです。この感覚は今でもアメリカやヨーロッパなどの白人世界に残っていて、社会生活上の差別は当然で、さらには軍隊では突撃のときには有色人種を先頭に立たせて死なせ、通常のときには3K職場で賃金の安い仕事に有色人種をつけるということも行われていました。
また、日本の知識人も「同じことをしても有色人種なら咎めるが、白人なら許される」という感覚を持っています。平均的な日本人でも茶髪にすることを好んだり、キリスト教の行事を率先してとり入れたりしています。これなども、根深く残っている人種差別の一種と言えるでしょう。





『ナポレオンと東条英機』武田邦彦 ベスト新書(2016)

『ナポレオンと東条英機』武田邦彦 ベスト新書(2016)より R0720250915
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