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日本を潰そうとする強大な勢力に、対抗するために、、、、

「四方の海、みな同胞」という思想による日本の理想的な統治 『ナポレオンと東条英機』武田邦彦 ベスト新書(2016)より

「四方の海、みな同胞」という思想による日本の理想的な統治

そのような中で、奇妙な事件が次々と起こり、ついに遠慮がちだった日本軍が戦争に巻き込まれます。そして、軍事力では圧倒的に強かった日本軍があっという間に満洲を制圧します。
このこともヨーロッパ人が考える「白人の秩序」では理解が難しかったのです。ヨーロッパ人は「力は正義」ですから、もともと満洲の勢力で日本が圧倒的に強ければ、とうの昔から日本が満洲を制圧しているはずなのですが、日本が遠慮していたので、かえって「謀略」とか「軍部独走」などと言われるようになりました。
よく「郷に入りては郷に従え」と言いますが、当時の世界の”郷”は白人の秩序でしたから、日本も世界に進出するなら白人の秩序で行くべきでした。
ところが、日本は満洲に進出しても及び腰で、清王朝の王族の後継者である博儀(ふぎ)という人物を担ぎ出して、愧儡(かいらい)政権を作りました。
愧儡政権を作るぐらいなら、ハッキリと植民地にして、イギリスのインドやビルマ、フランスのインドシナ、アメリカのフィリピンなどと同じような統治をすれば白人も文句をつけられなかったのですが、日本はアジア海洋民族の思想で「四方の海、みな同胞」という思想でしたから、清王朝の直系の王様を迎え、五族共栄(満洲人、支那人、朝鮮人、モンゴル人、日本人)という思想で進みました。
満洲における日本の統治は、モデルにできるほど素晴らしく、満洲では五族の誰もが差別を受けることなく、近代的な制度の中で発展を遂げました。





『ナポレオンと東条英機』武田邦彦 ベスト新書(2016)

『ナポレオンと東条英機』武田邦彦 ベスト新書(2016)より R0720251011
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