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日本を潰そうとする強大な勢力に、対抗するために、、、、

第6章 運動会のあと丘の上で 気楽に楽しむ漱石入門「三四郎」』武田邦彦 (文芸社刊 2016年)より

第6章 運動会のあと丘の上で



あらすじ
与次郎の論文「偉大なる暗闇」

与次郎は、哲学の講義の後で、三四郎を外へ連れ出し、玄関前の大きな桜のある草原で座った。
懐から『文芸時評』という雑誌を出して、三四郎に見せた。開いた頁の標題に「偉大なる暗闇」とあリ、下に零余子(れいよし)と雅号がある。与次郎か、広田先生を大学の教師に推薦するための運動で、与論を喚起しようと書いた論文である。与次郎は、以前からこの雑誌に文章を載せているが、毎回雅号を変えている。三四郎はこれまで思想界とか文壇について無関心であったので与次郎の意図が理解できない。
与次郎は「今の思想界の変動は、すへてが新気運に向かっていくのだから、我々青年も中央文壇の中でできるだけ発言をするべきである。文学にしても、人生そのものの大反射だから、もっと日本全社会の活動に影響させるべきである」と気焔を上げているのだ。
三四郎は、次の講義の時間に、『文芸時評』を盗み読みした。三四郎は「自然は宝石を作るのに幾年の星霜を費やしたか‘また採掘されるまて幾年の星霜を静かに輝いていたか」という文章が頭に残った。
与次郎は講義の後に、三四郎に「今夜、同級生の懇親会があるから出ろ」と言った。

気楽に楽しむ漱石入門「三四郎」』武田邦彦 (文芸社刊 2016年)より  R0720250522


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