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yymm77

日本を潰そうとする強大な勢力に、対抗するために、、、、

人々を「不安」にさせるフェイクニュースの大罪

人々を「不安」にさせるフェイクニュースの大罪

その後の論文をみても、やはりダイオキシンの人間に対する毒性は非常に弱いということが書かれていました。
そのころに私がよく言っていたのは「ダイオキシンが猛毒ならば、やきとり屋の主人はみんな健康被害に遭っている」ということでした。
「ダイオキシンは火を使うことで発生します。鶏肉という高分子物質に塩をかけて銅の串を刺して400℃から500℃で焼く、これはダイオキシンの製造条件ですから当然大量のダイオキシンが発生する。そのモウモウたる煙の中でやき鳥屋の主人はいつも仕事をしている。けれども、ダイオキシンによる病気になった例がない」というわけです。
そして 、
おさむ
年には東京大学医学部で毒物専門である和田攻(おさむ)先生が『學士會報』に「ダイオキシンの毒性は弱い」ということを書かれました。
そのときに和田先生は「ダイオキシン騒ぎは科学が社会に負けた例である」としていました。「科学が社会に負けた」というフレーズは私もその後いろいろなところで使わせてもらっています。

科学的に無毒であるとか微毒であるというようなものが社会的な活動、つまり噂であるとか、あるいはテレビウイルスによって猛毒に仕立てられてしまいました。
そんなダイオキシンに対して「史上最強の毒物」と呼んだのはいったい誰なのか。その人間はよくよくダイオキシンについて調べた上でそのキャッチコピーをつくったのか……。

私は以前、多摩美術大学で環境デザインを教えていましたが、そのときによく学生に言いました。
「デザインというのは非常に人に訴える力がある。それも優れたデザインほど人に 訴える力がある。しかし、もしも間違ったことをデザインしたらそれは多大な悪影響を及ぼすことになるので絶対にしてはいけない。
たとえば、戦争を煽る素晴らしいデザインを描いたり、誰か特定の人を糾弾するような素晴らしいデザインを描く。それはデザインの力はあっても社会的な害毒を流すことになる。同じようなことは科学の世界でもいつもある。
たとえば、原子爆弾を造ればものすごく多数の罪のない人を殺すことになる。そういうことは専門家としてはよくよく考えなければいけない」―――。

残念ながら、ダイオキシン騒ぎもそういうところがありました。

『フェイクニュースを見破る 武器としての理系思考』武田邦彦 (ビジネス社刊) R060604 P092
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