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日本を潰そうとする強大な勢力に、対抗するために、、、、

◎ そのわけ 『家庭で行う正しいエコ生活』武田邦彦 平成21(2009)年 講談社刊より




◎ そのわけ

生ゴミは生きものです。そして細菌の巣です。つまり熱量は変わりまですから、生ゴミは直ちに何らかの処理
をしなければなりません。最も良いのは、すぐゴミ袋に入れて密閉し、家の中を汚さないようにしてゴミの集積所に出すことです。
何しろ、生活の中で衛生的でないところと言えば、トイレと生ゴミです。いずれも「排泄物」やそれに近いもので、腐敗はするし、カビも生えます。
現代のように医療が発達しても、衛生環境が悪いと体力を消耗し、たとえば、常にウイルスの攻撃を受けている子供は発育が遅くなると言われています。
また、「ゴミを乾燥する方が焼却のときにエネルギーがいらないからしばらく乾燥させよう。その時に家の中にばい菌が飛ぶので消毒液を使う」というのは最悪です。二つの点で間違っています。
まず第一には、ゴミが湿っていても乾いていても、「カロリー」、つまり熱量は変わりません。違うのは「燃えやすいか、燃えにくいか」ということだけです。でも、幸いなことにプラスチックや紙の大部分はリサイクルしない方が資源の無駄になりませんから、もうすぐ、日本中の自治体が、プラスチックや紙の大部分を可燃ゴミに分類することになるでしょう。すでに東京都や弘前市はそうしています。
プラスチックや紙の大部分を生ゴミと一緒に焼却すると、燃えやすさについては心配ないので、家庭でわざわざ乾燥する必要はありません。
「生ゴミを乾燥する」というのは、もともと「資源の浪既になるプラスチックのリサイクル」という「間違ったこと」をするから、それを打ち消すために「もうひとつ、間違ったこと」を始めた結果です。
もう一つは、消毒薬を使うと「人間に適当なばい菌の屈」ではなく、無菌状態のようになるからです。
人間は適度な衛生状態のなかで、少量の細菌やウイルスにさらされているからこそ、免疫系が働いて健康で長生きができるのです。

『家庭で行う正しいエコ生活』武田邦彦 平成21(2009)年 講談社刊より 20251213



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