縄文時代の人もまた幸福だった
平安時代に当時の建物に住んでいる人は、やっばりそれで幸福だったわけですよ。それから縄文時代の人もまた幸
福だったわけですね。
では、
縄文時代は本当は不幸だった……
平安時代は本当は不幸だった……
というなら、我々もまた不幸なんですよ。
というのはたぶん、これから1万年も経ったら、私たちの生活は全く変わっているでしょうね。病気になるなんてことがまずないとか、少し体の調子が悪くなっても、病気になる前に治してしまえるとか、薬なんてもちろんないでしょう。全部免疫系で自分の体を治しているでしょうからね。それで寿命も非常に長くて200年ぐらいかもしれませんね。
そういう時代になって、例えばもちろん英語の勉強も必要なくなり同時翻訳が必ずできる、そんなもんじゃなくて、たぶん内部インスピレーションかなにかで意思疎通ができるという時代になっていて、そういうふうな生活から見たと「あの平成の時代の日本人って可哀想だったよね。雨が降ったら傘をささなきゃいけないとか、傘がお猪口になるとかあったんだって」なんて言っているでしょう・・。その頃はもうすべての空は天蓋が覆っているかもしれませんからねそんなような話になるわけですね。
『幸福とは何か』武田邦彦(武田邦彦先生音声ブログKindle版大島久幸氏編 より)(雲雀電子出版) 20250317