9 セックスと幸福
幸福というものを考えるのも、これで9回目になりまして、いろんなふうに進んできたわけなんですが、今回のお題は、セックスと幸福という非常に、あの、ちょっと口に出すのもはばかられるような‥‥。まぁ、そういう題目がついておりますが、実は非常に不思議なのが、キリスト教とか仏教とかもそれほど明白には書いていないんですが、だいたいお坊さんなどでは親鸞聖人のようなやや特殊と言ったら失礼なんですけれども偉いというか特殊というか、まぁそういう人を除いては、どちらかというと「妻帯してはいけない」という感じがあるんですね。キリスト教では特にそうで、だいたい牧師さん、神父さんは、基本的には独身なんですよ。
なぜ独身かというとセックスが罪悪感を伴うからなんですね。このセックスが罪悪感を伴うということは非常に不思謡なことなんです。
というのは、我々はセックスなくしては子孫が生き残らないわけですから、人間という種を保持するにはセックスが罪悪のはずがないんですよね。
『幸福とは何か』武田邦彦(武田邦彦先生音声ブログKindle版大島久幸氏編 より)(雲雀電子出版) 20250303