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yymm77

日本を潰そうとする強大な勢力に、対抗するために、、、、

◎公害対策をすれば経済成長もできないと思われていた時代

◎公害対策をすれば経済成長もできないと思われていた時代

日下: 当時は、もし公害対策などでコストをかけると成長も消えると、みんな言っていた。日本は成長しなければならないのだから、公害は成長のためのやむをえないコストであるというわけ。
国私は「両方、バランスをとったほうがいい」と言ったら、「バランスのとり方がわからん」と言うから、「じゃあ、実態調査をしましょう」となった。
しかしお役所は、「実態調査しよう」ということになっても、大蔵省にお金を出してもらわなければならない。予算要求を大蔵省へ出して、予算がつくのは来年だ(笑)と。また、検査を依頼するにして、いったい、だれに頼めばいいのかがわらかない。工業技術院か何とか試験所とかだが、どこもそんなことはやっていない。当時は熊本大学医学部が水俣病をまじめに検査していたくらいです。
一般調査も頼むところがない。予算のことなど含めて、役所ではやるとしても「三年先だよ」と言うから、「じゃあ、いいですよ。長銀でやりますよ」と。そこで、長銀の中を説得に歩き回った。上司は「そんなことをやったら大企業に嫌われるんじゃないか」と言うから、「いまは嫌われます。しかし、三年先は感謝されます」と説得した。
石原産業の社長だって、垂れ流しをして、内心はやましいけれど、やらざるを得ないからやっていただけなんですよ(笑)。いいこととは思っていない。
「別に暴き立てるということではないのですよ」と言ったら、頭取も安心した。
最終的には、きちんと国家行政のレールにのって、補助金とか特別融資とかの新しい制度として日の目を見ることになった。
こういう変わったことをしていると、平社員でも、頭取や局長に会いに行けるわけなんです。

武田: なるほど。一般のお金の貸し借りなどやっていたら、いつまで経っても、とても会えませんね(笑)。

日下: よく「そんな偉い人には会えない、口も利けませんよ」なんて言うのは嘘。いいことを言っていれば、だんだん上のほうに行きます。なぜかといえば、中間層は逃げるから(笑)。中間管理職は逃げて、「お前、自分で直接に上に行ってやれ」となるから(笑)。
「サラリーマンだから……」というのは逃げ口上だ。
それから新しい問題には専門家がいないことが分った。だから「専門家に外注して」というのも逃げ口上です。自分がなった方が早いし、鳥なき里のこうもりで、すぐ権威者になれる。

『作られた環境問題』NHKの環境報道に騙されるな! 武田邦彦・日下公人 (WAC 文庫 平成21年発行)より
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