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日本を潰そうとする強大な勢力に、対抗するために、、、、

◎ マイ箸でどこの森林が破壊されているか 『家庭で行う正しいエコ生活』武田邦彦 平成21(2009)年 講談社刊より

◎ マイ箸でどこの森林が破壊されているか

「マイ箸」を持つことは「森林を破壊すること」、「国産割り箸」を使う人は「日本の森林を守る人」です。まず、これをハッキリしましょう。
まず、マイ箸運動で破壊されている森林を紹介しましょう。
日本でマイ箸運動が起こると、日本の林業は間伐ができず、衰退しました。でも国民全部がマイ箸を使うわけではないので、割り箸は必要です。そこで最初はロシアから輸入しましたが、そのうち、中国が立派な森林を伐採して割り箸を大量に作り始めると、ロシアは競争に負けて後退し、中国の割り箸が大量に日本に持ち込まれるようになりました。
つまり、日本のマイ箸運動は、世界的に見ると「日本の森林と中国の森林を破壊する」という結果になったのです。
なぜ、マイ箸運動は森林を破壊するのでしょうか? それは「自然を無視した環境活動」だからです。
樹木はいつも同じようにジッとしているように見えますが、生きていますので、常に生長し変化しています。自分の庭に木がある人は毎年、枝が伸びて困っている人が多いのではないでしょうか?
2、3年でも枝を切らないとますます茂ってきて手がつけられなくなりますし、庭木自体も日当たりや風通しが悪くなって弱ってきます。
樹木を育てるということは、自然に関心があり、樹木をかわいがることです。でもマイ箸運動をしている人というのはどちらかというと生活にゆとりのある人で、格好をつけるのに一所懸命です。そんな人はマンションに住み、裔級自動車に乗り、グルメを楽しみ、そしてマイ箸を首からぶら下げる‥‥そんな人たちが「自然の厳しさ」を知っているはずもありません。
自然は優しく、厳しいものです。少しでも生長が遅いものは同じ種類の植物でも「間引いて」淘汰します。そのことをしっかり知ることが本当に自然を守ることです。

『家庭で行う正しいエコ生活』武田邦彦 平成21(2009)年 講談社刊より 20251208



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