◎ 本当は正しい
突然、正反対のことを言うようですが‥‥‥。
食品リサイクルは「本当は正しい」のです。
私たちは土の中の微生物から出るさまざまなものを「土埃(つちぼこり)」と一緒こ吸い込み、そこから生きていくのに必要な物を取っていたのです。でも、現代の都会生活では、コンクリートなどの「舗装」により、それも取れなくなりました。
まだ厳密には証明されていませんが、体の不調、アトピーなどの免疫に関係する障害、精神的な不安定感などは私たちが自然の中に住んでいないため、人間に必要な元素が足りなくなった結果であるとの研究は多いのです。
そこで、自衛しなければなりません。どうせ政治は私たちの健康など考えてくれません。自分と自分の家族は自分たちで考えて守らなければならない時代です。
政治家が悪い、お役人が悪いと言っても、被害を受けるのは自分の子供であり、自分自身ですから。
そこで、せめてわが家の生ゴミは堆肥にし、庭木を切った枝や落ち葉は積極的に焼いて灰を得ます。灰の中には大切な元素が多く含まれていますから、たき火をしているときにその灰が舞い上がって、それを一部、吸い込むことすら現在では、健康を保つうえで大切なことになっています。
たき火をするとダイオキシンが出ますが、これは全く問題がありません、この点については後に詳しく説明します。
『家庭で行う正しいエコ生活』武田邦彦 平成21(2009)年 講談社刊より 20251215
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