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日本を潰そうとする強大な勢力に、対抗するために、、、、

◎植物が「歩かない(歩けない)」理由

◎植物が「歩かない(歩けない)」理由

日下: 二酸化炭素は動植物に有意義であるというのは、本当にそうなんですよね。それで思い出したSFがある。これがもう昔読んだSFだけれど、「庭をずるずると動く音がした。庭を見たけれども別に何事も起こっていない」といった書き出しからはじまって、それは地球の二酸化炭素が異常に増えたので、植物は根がなくても繁殖するようになったという話なんです。

武田: なるほど、なるほど。

日下: 根のない植物が発生したというところからはじまる物語ですが、その先を言えば、二酸化炭素を大いに増やせば植物がそういうふうに歩くように変化して、植物が二酸化炭素をどんどん吸収すると。すると今度は二酸化炭素はかえって減るということになる。
このSFではないが、人間が減らさなくても植物が繁茂して吸収してくれるのではないか。そういう自動バランス作用が地球にあるという考え方もできる。実際に地球にそういうバランス作用があるかどうかを知りたい。

武田: たしかに、いま日下さんが言われたように地球の懐は深いです。その懐の深いことが現象としてどう出るかについては、それほどはっきりとはわかっていない。
CO2が多くなると、植物もプランクトンなどが繁茂します。しかし、実際には、SFのようには植物は歩かない。なぜ植物が歩かないか、動かないかというと、あまりに太陽の光が弱いので、植物が動くとエネルギーが尽きてしまうからです。動くことができるのは、動物のように、エサ、つまりエネルギーを外から取り入れるからです。太陽エネルギー
では弱いので、歩くと自分の身体がダメになってしまう。だから植物は歩けない、動けないんです。
植物のエネルギー源は太陽です。植物は原料がC02と水で、光合成によって、葉っぱに受ける太陽エネルギーを化学エネルギーに変えて、炭水化物をつくるからです。
つまり、植物にとっては太陽の光はどうしてもいるから、木は背が高くならないと日陰ものになってしまい、太陽エネルギーをとれなくなる。だから、高くなろうとして、体はまっすぐに伸びる。木がまっすぐに伸びるのは偶然ではないのです。しかし、背を高くするには幹が太くなるので、木の体積が増えます。光合成でつくるだけでは、木全体には栄養が行き渡らないので、木の中心部は全部死んでしまいます。植物が死んだ細胞を捨てないのは、死んだ細胞を幹に詰めれば、幹が太くなるので高くなることができるという仕組みです。
ですから、葉が茂っていても、木で生きているのは皮一枚だけで、中身は全部死んでいる状態です。まったく死んでいるところが茶色のところで、なぜ茶色になるかといえば、腐らないように防腐剤を撒くからです。それがクレゾールで、森林浴というのはそのクレゾール臭ですね。

『作られた環境問題』NHKの環境報道に騙されるな! 武田邦彦・日下公人 (WAC 文庫 平成21年発行)より
R061216 P84
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