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yymm77

日本を潰そうとする強大な勢力に、対抗するために、、、、

◎日本ではなぜ予防原則がきちんと機能しないか

◎日本ではなぜ予防原則がきちんと機能しないか

日下: ヨーロッパでは行なわれる、予防原則のきちんとした適用のようなことが、なぜ日本ではできないか。
それは、日本では役人が「自分のしたことは絶対に誤りはない」という顔をしていたいからでしょう。「再検討する」「見直しをする」のは、その問題について大政治家が口ばしを入れてきて、その政治家が指示したときだけです。そして政治家が動くというのは、業界から献金をもらったときということになる。

武田: 私はそれほど悲観的ではないのですけど。
ある公害問題、たとえば、水俣病などが起こる。そこで、いろいろな人たちが貢献して、猛烈に問題提起が起こり、技術系なりシステムの人たちがワーと努力して、改善されていくわけです。社会システム的には予防原則というのができる。技術系では、公害対策というのが進んでいきます。
そのときに日本では、さきほどダイオキシン問題のように、予防原則がもの凄く歪んでしまった。なぜ、そうなったかと考えると、社会的なシステムを運用する文科系、事務系の人たちに問題があるのではないかということなのです。
私自身の会社経験からいうと、事務系の人には大変に失礼なんですが、事務系の人が新しいプランニングをして物事をはじめたということはない。
たとえば、私が民間で原子力の仕事をしていたときに、技術的にある程度まで進んで新たな局面までいく。そうなると、それを会社の中で通常の仕事の中では、さばききれなくなってしまう。社内でそれをやることができる事務系が一人もいないからです。
つまり、企画したり進めていくという事務系は、技術系に対してもの凄くアンバランスなんです。技術系が二十人くらいいると、事務系はせいぜい一人いるかいないかくらいです。技術系は、もともと人間を勉強していないので、新たな技術なりシステムを社会の中でどう進めていくかというとき、そこで息詰まってしまう。
ある人に聞いたら、「日本の事務系は勉強していないから、アメリカの事務系のように物事を創り出すことができないよ」と言っていました。これは技術系から見た感じですから、違うかもしれないですけどね、私もそんな感じがするんです。
そのもとには、日本人は感情的に動いてしまうということがあるのではないかと。私たち技術系の人間はそうでもないのですが、事務系や一般の人たちは理系、技術系にアレルギーがあって、情のほうにぶれてしまう。

『作られた環境問題』NHKの環境報道に騙されるな! 武田邦彦・日下公人 (WAC 文庫 平成21年発行)より
R061212 P70
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