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yymm77

日本を潰そうとする強大な勢力に、対抗するために、、、、

◎ダイオキシンが毒であったら、日本人は大きな被害を受けていたはず

◎ダイオキシンが毒であったら、日本人は大きな被害を受けていたはず

日下: 人間への毒性がないということはセベソの事故ではっきりした?

武田: セベソの事故が一九七0年代半ばですから、それから二十年くらい経てば、だんだん、人間に対する影響がはっきりとわかってくるわけですね。
日本でも、一番ダイオキシンが多かったのが一九七〇年頃です。それは農薬の水田の除草剤(じょそうざい)の中にダイオキシンが入っていたからです。これは世界でもダントツに多くて、計算してみたら枯れ葉剤が一番多く撒かれていたときのベトナムの森林のダイオキシンの約八倍のダイオキシンが日本の水田に撒かれていたことになります。
ですから、ダイオキシンがもし毒であれば、人種の差はあっても、日本人は大きな打撃を受けたと想像されるのですが、実際にはそんな被害はなかった。

日下: ダイオキシンが除草剤として使われていたわけ?

武田: ダイオキシンを直接に除草剤として使ったわけではありません。あの頃は、塩素系の除草剤を使っていたのですが、それを合成するときにダイオキシンが不純物として入ってしまう。そうしたダイオキシンを含んだ除草剤が二種類あって、それが一般的に除草剤として撒かれていたのです。
ですから、日本の水田では、結果的にダイオキシンの量が一九七〇年に高くなった。現在の量のちょうど二十倍くらいです。

日下: ダイオキシンが毒だったら、その当時の農民や米を食べていた国民全体に影響があったはずだというわけだ。

武田: そういうことになります。いずれにしろ、すぐにわかることではなく、七〇年頃だとしたら、九〇年頃には影響が出てきているはずですから。
しばらくすると、ダイオキシンを通常人の千倍から一万倍も浴びている仕事というのがわかってきました。どういう仕事の人かといえば、煙突掃除夫であり除草剤の製造者であり、アメリカの枯れ葉剤作成者ですね。そういう人が世界でだいたい四十三万人いる。その四十三万人を追跡調査したわけですが、追跡調査に時間がかかったんです。
そうした仕事でダイオキシンを摂取しているのはだいたい男性です。女性で高度被爆は、セベソ事故くらいしかない。それもあって、最終的な結果が出るのが遅かったんです。
ダイオキシンの大きな毒性として考えられたのは、発ガン性と、催奇性つまり奇形児の問題です。発ガン性は、対象者がある程度まとまらないとガンがどのくらいで生じるかがわからないので時間がかかる。奇形については、子どもを産まなければわからないわけですね。
一般の人がダイオキシンが怖いというのは、下半身がつながった結合双生児として産まれた双子の兄弟ベトちゃん、ドクちゃんの姿からのイメージが大きいのでしょう。あれは、「ベトナム戦争で使われた枯葉剤の影響」と言われました。

日下: あのイメージは大きかったでしょうね。ベトナムの戦争博物館にはその写真が大きく展示されていて、アメリカ人観光客が一寸真剣な顔で見ていました。

武田: しかし、ベトちゃん、ドクちゃんとダイオキシンについては関係は認められていません。
それで、ダイオキシンの人間への害に対する結果が出てきはじめたのが、ようやく一九九〇年頃からで、ほとんど主な論文が一九九九年からのものです。

『作られた環境問題』NHKの環境報道に騙されるな! 武田邦彦・日下公人 (WAC 文庫 平成21年発行)より
R061207 P55
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